あなたは、目の前の現実に満足していますか。

どうして私はこんなことができないのだろう。
どうして私はこんな風にしか考えられないのだろう。
どうして私はツイていないのだろう。
どうして私は・・・
どうして私は・・・

脳科学・心理学を学ぶと
自分の考え方のクセがわかるようになります。

考え方のクセは他の人とは違うあなたの特性です。

あなたは自分の特性を言葉で表すことができますか。

私はこれまで、自分の特性を自分の特技だと思い込んでいました。

私はピアノができる。
私は英語ができる。

当塾では
そういった目に見えやすい、聞いてわかりやすい、体験して感じやすい特技ではなく
あなたが気付いていない、または言語化できていない
あなたのもって生まれた特性に、よりフォーカスします。
 

自分の特性を言葉にできると
思考が進みます。

なぜなら、人間は言葉で思考しているからです。

頭のモヤモヤを言葉で切り分けることで
思考が加速します。

モヤモヤは潜在意識からのメッセージです。

潜在意識とは無意識のことです（詳しくはブログの無意識をご覧ください）。

潜在意識は膨大でその全貌を把握することは難しいです。
しかし、幸いなことに
その中の48種類はデータで確認することできます。

それを可能にするのが、iWAM(職場における行動特性と動機付けに影響を与える要素）です
（詳しくはiWAMとはをご覧ください）。


あなたは、自分の行動は自分で意図して選んでいると思っていませんか。
実のところ、その選択の大半はあなたの潜在意識によるものです。

私の例をあげましょう。

良い話し方として
「全体像を述べてから詳細を述べる」
というのがあります。
全体から詳細に話が流れると聞き手が理解しやすいからです。

私自身、スピーチに関する書籍を数多く読み
スピーチ・プレゼン講座もいくつか受け
頭では「全体から詳細」理論を理解したつもりでいました。

しかし、実際その通りにできないんです。

なぜか？

詳細に説明した方が気持ちがいいし、私らしいからです。

英語講師をしていた時、どんな場面でもどんな状況でも
無意識に詳細を極めつくした話し方をしていました。

そのような状態をiWAMでは「詳細型」と呼びます。

「詳細型」と言語化されて（名前がついて）初めて私は、
自分が詳細型だと気付き
それまで話すときになんとなく感じていた違和感や、
時々起こるパニックの理由を突き止めることができました。

情報を入手したり伝えたりする時、人には2通りの反応パターンがあります。

「詳細型」と「全体型」です。
iWAMの「スコープ」と呼ばれるカテゴリの中にあります。

私は「詳細型」の傾向が強いわけですが、
世の中には
ざっくり大枠で把握したり伝えたりすることが得意な人（「全体型」の傾向が強い人）もいます。

どちらの型が良いとか悪いとかいうことではありません。

人は両方の型を必要に応じて使い分けています。
ただし、人によって意識に上りやすい型（心地良い型）とそうではない型があり
人は心地良い型を無意識に使いたがります。

以下のようなことを人は常に経験しています。
ある状況ではうまくいかない。
（iWAM的に言うと
自分にとって心地良い方の型を使ったがその状況では型が合っていなかった）

ある状況では他者よりも自分の方がはるかにうまくいった。
（iWAM的に言うと
自分にとって心地良い型（＝得意な型＝特性）を使ったらその状況ではその型がドンピシャだった）

しかし無意識があなたの行動の大半をコントロールしているため
うまくいかなければシンプルに修正すればいいのに
自分では（自分の顕在意識では）修正のやり方がわからない。
うまくいきすぎているときは、そのまま突き進めばいいのに
大丈夫かなと尻込みしてしまう（無意識があなたを守るためにあなたにストップをかけている）。

私は、時々パニックに陥るという経験をしていました。
１回目は英検１級二次試験対策学校でスピーチをしていた時。
２回目はNLPのスクールで発表していた時。
３回目はビジネススクールで発表していた時。
自分が「詳細型」の傾向が強いということがわかって
やっと原因がわかりました。
この３回の出来事に共通するのは時間制限。
時間制限があるにも関わらず、私の無意識は私に詳細に語らせたがる。
結果、言いたいことがきちんと言えずパニック。
書きだせば、これだけのことなのですが
この原理がわからず１回目に症状が起こってから原因を突き止めるまで15年過ぎていました。

ある時、「詳細型」とは真逆の「全体型」を試してみました。
試すにはかなりの勇気がいったのですが
えいや！とやったところ
うまくいきました。
（詳しくはブログ「話すことについて」の「２．詳細型の弊害」をお読みください）

その後も相変わらず私は「詳細型」の傾向が強いわけですが
「全体型」の世界を知り
今では必要に応じて、「全体型」も試すことができるようになりました。


ここまでお読みいただいた方で

「詳細型」「全体型」にピンときていない方、
ご安心ください。
あと15カテゴリ残っています。

iWAMにはトータル16カテゴリ48種類の型があります。
どこかにあなたのモヤモヤの原因があるはずです。

顔の歪みに悩み、訪れた整骨院。

施術が始まり、顔をいじられるかと思いきや
ひたすら体のマッサージ。
先生によれば、私の顔の歪みの根本原因は骨盤の歪みとのこと。
３か月通って、ビフォーアフターの自分の顔写真を比べると
あら、びっくり！
顔の歪みが改善していました。
（詳しくはブログ「話すことについて」の「根本治療」をお読みください）

これと同じようなことがあなたにも起きているかもしれません。

自分にとって不都合な現実が目の前に立ちはだかると
人は、目に見えやすい、聞いてわかりやすい、体験して感じやすい、

要は手っ取り早く解決しそうな

テクニックを試してみます。
しかし、一向に改善しないことがあります。

それは、脳や心に原因があるかもしれません。

根本原因を取り除かないかぎり

不都合な現実は一生続くことになります。