ブログ(英語について2)

1.   まずは音から

2.自走の必要性

 

 

まずは 音 から


英語音は、自分でその音を発音できなければ聞き取れません!         

英語学習を行っている方はすでにお気づきのとおり
英語音の数は日本語音の数に比べて圧倒的に多いです。


IPA(国際音声記号学会)によると

英語の母音の数は17種類
英語の子音の数は
22種類

と言われています。

ちなみに
日本語の母音は「ア、イ、ウ、エ、オ」の5個
日本語の子音は 13個
です。

そして英語の発音の仕方も、日本語の発音の仕方に比べて
唇、口蓋、舌、喉など幅広く使います。

日本語脳(カタカナ世界)から英語世界へアクセスしようにも
途中にいろいろな壁が立ちはだかっているようです。

この違和感に向き合わず、文字ばかり目で追っていても
相手の言っていることがわからなければ
こちらが反応できず、コミュニケーションになりません。

まずは
からです。


自走の必要性

みなさんの中には、なぜ自分に合ったやり方で、自主学習しなければならないのか、
つまり自走しなければいけないのかと思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

自分一人で学習するよりも、ネイティブと話せばすぐに話せるようになるし、ネイティブじゃなく日本人講師でも
誰かが見てくれた方がやる気が出るし、すぐに成果がでるとおっしゃる方もいるかもしれません。

私もそう思って英会話学校に行きました。短期留学も1か月ずつ2回しました。


しかし内容がまったく頭に残りませんでした。
雰囲気に圧倒され、後で復習しようにもレッスン内容が思い出せませんでした。

なぜか。
外は情報が多すぎるのです。ですから必然アウトプットだけにならざるをえない。
雰囲気に圧倒されるのは当然なのです。
外で新しい単語・フレーズを覚えようなんて脳は思わないし、思えない。
普段とは違った環境に慣れるのに精一杯で、なんとか言葉を繰り出せれば(アウトプット)良しなのです。

インプットは自分でやらないとダメだ

インプットなくして、アウトプット(スピーキング)はムリだ

と気づいた私は

津田塾大学に入って2年生までは、ひたすら一人でインプットをしていました。
単語・熟語、英文暗記・・・

そしてある程度、英語が頭に入ってから、外に出て、英語を話すようになりました。
外とは、英語学校、インターナショナルパーティ・カフェ、留学などです。

今は、いろいろなメディアがあり、簡単に生の英語に触れることができます。
外国人の英語に触れているうちに自然に英語は身につくと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
簡単な会話でしたら、それも可能です。
または、あなたがセンスのある人、要領のよい方、天才であれば、ありかもしれません。

しかしながら、一般の日本人で、自分の意見を言える大人の英会話をすることを目指しているのであれば

やはり真理は


頭の中に知識(インプット)がなければ、アウトプットにならない。
英語のインプットは自力でやるしかない
英語を身につけるには時間がかかる。

ではないでしょうか。

 

英語は、質より量の世界です。