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2022年1月から始まったNLPジャパン主催のNLPプラクティショナーコースを
5月15日に修了することができました。コース内容をすべて終えた直後は、感慨深いものがありました。
学んだことはたくさんありますが、結局最初から最後まで一貫していたのは
「自分と他人は見ている世界が全く違う。他人のことを理解したければ、その相手の世界におりていってみる」
でした。
今までは自分の見ている世界を他人も見ていると信じていました。だから自分の価値観を相手に偉そうに押しつけて終わり。
気分がいいのは私だけ。相手の気持ちは無視。相手は私の価値観を押し付けられて、わかったようなわからないような、時には反発したり・・・でした。今は、講師を行っているとき、自分の価値観を相手に押し付けなくなりました。
さらに説明や講釈は以前と比べて減りました。自分の考えを押し付けるのをやめた結果だと思います。
するとわかったことがあります。
こちらが黙ると相手が考え始める、そして相手が話し始めるということです。
相手は自分の発した言葉で勝手に答えを探し始めるということでした。
答えは相手の潜在意識の中にある。
コーチはその答えを引き出すお手伝いをするだけ。
マイケルボルダックのコーチング哲学、そしてNLPの学習で学んだことは真実だと生徒さんと話すたびに実感しています。
答えを得た生徒さんは大満足、こちらもムダなエネルギーを使わず、楽ということがわかりました。
(2022年6月)
「私、通訳になる!」と言ってから30年!
もうすぐ50になります。
津田塾大学に入学後、関係者全員に「私、通訳になる!」と言い続け、猛勉強の日々を送っていました。
そして、33歳のとき通訳になれました。
通訳になれたときは不思議なものだなと思っていました。
夢って強く信じて頑張れば叶うんだな、というのがその時できた思い込みです。
先日「ホンマでっかTV」で「純烈」のリーダー酒井さんがおっしゃっていました。
「紅白に出る」と言って仲間を集め、数年後に見事紅白出場を果たしたとのこと。
不思議な話でもあり、胡散臭い話にも聞こえるこれらの話ですが
無意識パワーのすごさだと考えると納得いきます。
脳は鮮明なイメージと現実の区別はつかない。
無意識レベルでリアルに信じていることが現実世界でそうなっていないと
無意識はどうにかして、無意識の世界と現実の世界を一致させようとする。
だから必然的にイメージが現実になった、それだけのことなのです。
「自分ブランド革命プロジェクト」では
人生は「BeーDo-Have」の生き方がいいよと言っていました。
海賊王に俺はなる(Be)―行動する(Do)ーそれに共感する仲間をもつ(Have)
(漫画ワンピースから)
通訳にはなれたものの
私のこれまでの人生を振り返ると
まさに「Have」の人生でした。
資格をもつ(have)ために勉強する → 達成 → 次の資格をもつために勉強 → 達成 →・・・
資格をもたないとダメだという思い込みからの行動でした。まさに無限ループ。
第二の人生スタートです。
さて、何しよ。
コーチングでしょ、と潜在ちゃんが言っています(笑)
2022年6月
自信がない→挑戦しない→やっぱり俺はできない→自信がない→挑戦しない
心理学を学んで、冷静に息子を観察してみるとまさにセオリー通りだなと実感します。
息子の場合
WISC(ウィスク)検査(「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査)では
言語能力がかなり高く、その他の項目でもすべて平均以上。
数値だけをみたら「秀才」のカテゴリーに入るのだそう。
でも、医者が言うにはいくらすべて平均以上だといってもそのデコボコが極端なので
本人の中では納得がいかず不安をかかえる。
息子の場合、耳が良くいろいろな言葉をすぐに覚える。
しかし、視覚認知が言語能力ほど高くないので(数値では平均以上だが)本人の中で苦しい。
友達が「僕は嬉しい」とか「僕は悲しい」と言ってくれればすぐに状況がわかるのに
顔の表情を視覚的に見て、友達の気持ちを判断しなければならないのにできない。
また、空気を読まない発言をする。
その他、片付けができない、我慢できない、衝動的な態度をとる。
こういったことから、先生に怒られ、友達に怒られ続けている。
息子にはいいところもあるのに、平均的に良い子を良しとする学校では
息子は悪目立ちしてしまう。
そして怒られ続けた結果の二次障害が冒頭であげた
「自信がない」→「挑戦しない」→「自信がない」→・・・の悪循環です。
やっぱり俺はダメだという低い自己肯定感(思い込み)から自分に自信がもてない。
だから挑戦しない。
そして最終的に
やる気すらもてなくなってしまう。
今や「めんどい」が息子の口癖です。
やればできるのに、不安や恐怖から心がストップをかけ、やらずに逃げる選択。
一方で世の中には、やる気満々、なんにでも挑戦する人たちもいる。私もその一人(笑)。
その後の人生の違いが明らかですよね。
現在息子は、脳内のぐちゃぐちゃした回路をほどく治療をしています。
その混線がすっきりしてくると不安や恐怖がある程度流せるようになるそうです。
心のあり方が行動を決定し、人生を左右する。
心、超大事!
2022年8月
自信がない人は自己防衛本能を発動させまくる
「ババア」は、息子が友達に言い、それを聞いた息子の友達が
「S君のお母さん、S君がお母さんのことババアと言ってるよ」
と私に教えてくれた言葉です。
「ぼろ車」は息子が習い事の後、後部座席で友達に言っていた息子の私の愛車に対する言葉。
こういった言葉を聞いて、良い気持ちがする人はいないと思います。
私はかなり腹が立ちました。
帰宅後、あまりにも腹が立ったので息子に言いました。
講座で習った、脳科学、心理学の要素をぶっこんで。
「あんたさ、みんなにウケると思っておもしろおかしく言ってるんだろうけど
お母さんはひどく傷ついたよ。
そういうのはね、自分の心が弱いから、その弱さを隠そうと(自己防衛)してるだけ。バレバレだよ。
心が弱い人は、自分を守るのに必死だ。だからそれを言われた相手がどんなに傷つこうがおかまいなしだ。
さらに言うとね、みんなはお母さんのことは「S君のお母さん」と思っていて
「お母さんの車は車」と思っていたんだよ。
そこへあんたは、「うちのお母さんはババアだからね」
「うちの車はぼろ車だからね」とみんなにお母さんや車について丁寧に呼び方を教えてあげた。
お母さんはとても嫌な気持ちになったけど、まあいいよ、あんたの友達には今後会うかどうかわからないから。
でもあんたはどうだい、これからみんなに「おい、お前のババアは?お前のぼろ車は?」と言われていい気持ちがするかい?
俺のお母さんや俺のお母さんの車のことをそうやって見てくれ、とあんたはご丁寧にみんなに教えたんだよ(フレーミング)」
フレーミングは脳科学でいうところの「枠組み」。
中立的な事象の、ある部分を強調することで、人のとらえ方、視点に影響を与えるというものです。
例:この手術が成功する確率は90%です。
この手術が失敗する確率は10%です。
その後、息子はどうなったか。
「ババア」や「ぼろ車」と言わなくなりました。
どの部分が響いたのかわかりませんが、小学2年生にも伝わると実感しました。
2022年8月
知識をもつ者がパワーをもつ→考える者が考えない者を使う
先日、「金持ち父さん貧乏父さん」を読みました。
はじめの方は、物語設定の説明でだるいな~と飛ばし気味で読んでいたのですが
途中から急に核心をつく説明が怒涛のごとく始まり、待ってました!とばかりに一言一句熟読態勢で読みました。
全般を通してお金の話でとても勉強になりましたが、その中に知識について書かれていました。
この情報社会、知識をもった者がパワーをもつ。
知識の話は他のビジネス書でもさんざん書かれている話で、私にとっては目新しい話題ではなかったのですが
今回
やっぱりね~
と刺さったのは
小2の息子の言動に、この原理を説明してやったことを思い出したからでした。
今年の4月から小学2年生になった息子は1年生の時と比べてかなり問題行動が目立ってきました。
5月の面談で担任の先生から説明を受けた時には、私もいよいよ息子は普通じゃないと覚悟しました。
ある日息子はとうとう「学校へ行かない!」と言いました。
それからというもの学校へ行くよう説得の毎日。
朝の私の説得が効かない場合は、担任の先生が電話をくださりました。
不登校を覚悟しましたが、1学期はなんとか1日ズル休みしただけで学校に行けました。
学校に行かないと言い出したきっかけは、しっかりした男友達の息子への厳しい態度。
自信のない、自己肯定感が超低い息子は、新しいことに挑戦することに恐怖を感じます。
そして結局、やらずに逃げる選択。
担任の先生は30人の生徒を一人で見ているので息子ばかりに目をかけていられない。
先生の配慮で厳しい男友達が息子を見守ることになったのですが
その厳しい友達は、態度だけではなく口も厳しかった。
ことあるごとに息子に「バカ」と言い、「バカ」と言われても息子に立ち向かう勇気はなく
息子は日を追うごとに生気がなくなっていく様子でした。
毎日しょんぼり帰宅し、「学校はつまらない、クソだ!」と家で暴言を吐いていました。
一時は息子の言うことを私が真に受けて、学校はブラック企業か、毎日怒られに行く息子はかわいそうと思っていたのですが
度々電話をくださる担任の先生の説明も聞き、こりゃ息子にも問題があると思いました。
障害の診断を受ける前でした。
その時、私が息子に言ったことは
「あんたさー、挑戦しないでやる気がない態度を見せるから、やる気のある先生や友達が怒るんだよ。
ちょっと勇気だして、挑戦してみようよ。」
「めんどい。クソだ。だるい。」
「そうやって逃げてばかり。帰ってくればずっとテレビ。」
「・・・」
「あんた、テレビとリモコンどっちがいいの?」
「うん?」
「あんたはテレビを見るときリモコン使うよね。さて、学校では○○君と自分、どっちがテレビでどっちがリモコン?」
「○○君がリモコン」
「そうだね、○○君があんたをコントロールしようとする。あんたはコントロールされるがまま。だから苦しい。」
「テレビとリモコン、あんたはどっちがいいの?」
「リモコン」
「だったらどうすればいいと思う?」
「自信かなぁ」
「テレビ見てて自信はつくの?」
「つかない・・・わかったよ、宿題するよ」
「あんた、世の中ね、考える人が考えない人をコントロールするんだよ。
考えることをやめたら、将来、考える人に使われるよ。」
これはコーチング講座のトレーナーの言葉。
知識をもつこと、考えることについて、いろいろな人がいろいろな言い方で表現していますが
この情報社会、賢く生き抜いていかなきゃね。
2022年8月
自分の思うとおりに生きるって難しいのかなぁ
先日、知人と食事をし、自分軸で生きることについて考えさせられました。
私は自分軸でこれまで生きてきました。
この豊かな日本でそれができない人がいるということを知り驚きました。
確かに、自分軸で生きるには土台として環境が必要です。
私も衣食住何不自由なく育ててもらいました。
そして習い事もさせてもらいました。
ピアノは5歳から高校1年までやらせてもらい、ソロバンは小学3年生から6年生までやらせてもらいました。
大人になって、それがどれだけラッキーだったことか身に染みて感じています。
では環境が恵まれているにも関わらず
なぜ自分の思うとおりに生きられないのだろうか?
今回ある人の生きづらさを聞き、
コーチング講座のトレーナーが言っていたことを思い出しました。
人生は選択の積み重ね。
人は得たい感情を得るために、その行動をとっている。
この原理でいくと、その人は現状不満でもその現状を選択している。
選択している理由は、得たい感情を得るため。
そしてこの人の場合、決して生い立ちが貧乏であったわけでなく
むしろ裕福で、立派な教育も受けている。
なのに、現状不満。
でもその状況をあと20年くらい続けるそう。
その人はどんな感情を得たいのか?
私の独断と偏見で分析するに
現状の安定、
プラス未来の不安定への恐れかな。
雑談から生まれた話で、その人が私のクライアントではないし、相談されたわけでもありません。
ただ、私自信の中ではその人に対して
ありえな~い!
気になっていることがあったらチャレンジすればいいのに~!
と悶々としながらも
「う~ん仕方ないね」と言って終わってしまった話でした。
これだけ豊かな日本で、選択肢が山のようにあるのに
いろいろな事情が人をストップさせる。
仮に、その人の思い込みが変わったらどんな人生を歩むのだろうか・・・
とコーチとして考えさせられました。
2022年8月
2学期が近づくにつれ、不安が増してきている息子。
1学期に怒られたことを思い出し、2学期もまったく同じことが起こると想定して
起こってもいない未来についてあれこれ考えまくり、学校に行きたくないと泣き出す始末。
「また、教頭に怒られる、また○○くんに怒られる、あいつらさえいなければなぁ・・・
だいたい、なんで学校なんか行かなきゃならないんだ、何もおもしろくない、はあ、学校コロナで休みにならないかな~」
ここでまたコーチング哲学をぶっこまずにはいられない、母。
「あんたね~、周りを変えようと思ったって、変わらないよ。状況は基本変わらない。他人も変わらない。
目の前の現実を変えたければ
自分を変えるしかないんだよ!
自分が変われば、現実が間違いなく変わる!」
「教頭は怖いんだよー」
「教頭は教頭の仕事をしているだけだよ。あんたにも原因があるんじゃないの。」
「俺がみんなの邪魔するから。」
「じゃ、頑張ってみんなの邪魔をしないでいようよ。」
「でも、教頭は見にくるよ。」
「あんたが教頭を見なければいいんだよ。教頭を見ないで、みんなと同じことをやっていれば、いずれ教頭はあなたの目の前から消える。」
「○○くんも俺のこと怒らないかな・・・」
「怒らなくなるどころか、あんたに対する態度が変わるよ。」
「そうかぁ・・・」
この内容はコヴィー先生著「7つの習慣」の内容を参考にしたものです。
関心の輪か影響の輪か。
教頭や○○くんや学校に変わってもらいたい、という関心にエネルギーを費やすのはムダ。
周りは基本変わらないから。
それよりは、息子が影響を及ぼせるようなこと、つまり「自分に自信をつける、みんながやっていることにチャレンジする」方に
エネルギーを費やした方が健全だし生産的。
「行動が変われば成果も変わる」というコーチング哲学にも通じるというわけです。
大人の世界の話でいくと
去年、息子の学校の運動会は中止となり、校内で学年ごとにこじんまりやって終わりました。
学校側もいろいろ配慮しての苦渋の決断だったと察する親もいれば
市内の他の小学校は中止しないで保護者の見学も良しとしてやっているのに
なんでうちの小学校だけやらないんだ!やる気がなさすぎる!と文句を言う親もいました。
さて、どちらの親のあり方が健全でしょうか。
「7つの習慣」、名著です。
2022年8月
「思い込みが8分で書き換わる!」
講座の売り文句に、8分で!?
マジで!?
半信半疑でしたけど、自分のため、そして将来のクライアント様のために受講しました。
やってみた感想は
楽しい! 気分が良くなる!
でした。
理由は
最後には必ず、潜在意識からのポジティブなメッセージをもらえるから!
合計5日間のトレーニングで
DSRを使っていろいろなワークをしましたが
特に私の中で一番効いたのが
早口が私らしいという思い込みが崩れたこと、そして
遅くゆっくり話していいんだよ、と自分に許可を出せたことでした。
何十年も講師という立場で、人前で話す仕事をしてきて
早口が悩みの種でした。
頭ではわかっているんです、早口はダメだ、ゆっくり話さなくては、と。
でも、体がいうことを聞かない。
早口が私らしいという思い込み(潜在意識)は
私が人前で話すという状況になると自動的にプログラミングを働かせ
私に早口で話すという反応をおこしてしまう。
はいはい、NLPプラクティショナーコースでさんざん学びました。
頭ではわかっているんです。でもなかなかゆっくり話すことができない。
それが、このDSRトレーナーズプログラムで
自分にゆっくり話すことを許可できました。
以降、人前で話すときに
早口で話さなければならなかった過去の私を思い出し
大変だったね、と自分に同情しながら
ゆっくり話すことができています。
早口の原因はなんだったのか。
自信のなさでした。
私の話なんて大したことはない、私のつまらない話に人様の時間をとってはいけない
という思い込み。
それが仲間にDSRをしてもらい、なくなっちゃった。
今まで何十年もしがみついてきた思い込みがまた消えました。
素晴らしい!
この一言に尽きます!
2022年11月
現在、2023年4月。
息子は小学3年生になりました。
そして
「他人を変えるのではなく、自分を変える」(↑)で登場した教頭は
息子の現実世界から消えました。
もう少し現実的な言い方をすれば、教頭は他校へ異動になりました。
息子は、教頭を目にすることはなくなったというわけです。
「あんたが教頭を見なければいいんだよ。教頭を見ないで、みんなと同じことをやっていれば、いずれ教頭はあなたの目の前から消える。」
という私の予言は大当たり!
というと大げさですが、コーチングの世界では
息子の心が成長し、息子にとって教頭からの学びは終了した、と言えます。
教頭が異動になり大喜びする息子に
「お母さん、教頭消えるって言ってたよね」と言うと
「あ! お母さん、すげー!」
になりました。
実は、私が一番驚いたかもしれません(^^)。
2023年4月